たぶん、他の投資家には紹介しない
原文は Zach Holman により に公開されました。 このブログを購読する
これは投資家によって好みが分かれる類の話だが、結論から言えば、ノーだ。君の会社を見送ったあとに、他の投資家を紹介することはたぶんない。
ベンチャーキャピタルの世界は、事実より感情を優先するような、曖昧でいい加減な人間臭さに満ちている。何兆円もの市場をそんなやり方で回しているのは奇妙な話だが、そういうものなのだから仕方がない。
自分が他の投資家に会社を紹介すると、例外なく最初に聞かれるのが「で、君は投資したの?」という質問だ。これが厄介なのには、いくつか理由がある。
- 紹介された側からすれば、(一応信頼しているはずの)別の投資家から「この会社は自分には合わなかった」というシグナルをすでに受け取った状態で話を聞くことになるので、君の会社は最初から不利な立場に置かれる。
- 紹介する側の自分の評判にも傷がつく。自分ですら信じていない会社を見るために、相手の貴重な時間を割いてくれと頼むことになるからだ。
とはいえ、このやり方がうまくいくのを見たことはある。10年ほど前、素晴らしい投資家にピッチしたときのことだ。彼は会社をとても気に入ってくれたが、ポートフォリオとのコンフリクトを懸念して見送りになった。だが、こちらから頼んだわけでもないのに、彼の方から自発的に紹介できそうな人を何人か挙げてくれて、実際に紹介してくれたのだ。これは素晴らしい対応だった。相手の投資家に対しても「会社自体は気に入っているんだけど、競合がいてね!」ときれいな形で説明できるし、こちらも無理強いしたわけではないので、紹介自体がずっと心からのものになる。
本当に目指すべきは、そういう自発的な「……でも、力になるよ!」という一言だ。ピッチが本当に斬新だと思えば、ほとんどの投資家はたとえ自分は投資しなくてもそうしたいと思うものだ。自分は参加しなくても、別の投資家につなぐことで紹介者としての存在感を残したいと思うからだ。もし相手からそういった申し出がないのであれば、正直、微妙にぬるい紹介をしてもらうより、そのVCに自分でコールドで当たった方がたぶんいい。
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