Pivotalに感謝を、Redis Labsへ
オープンソースに貢献できていることを、私はとても幸運に思っています。私にとってOSSソフトウェアは、単なるライセンスではありません。開発プロセスの透明性、ユーザーの視点からソフトウェアを改善するためだけに行われる意思決定、あらゆることを網羅しようとするドキュメント、そしてシンプルで理解しやすいシステムを意味します。Redisコミュニティは、Pivotal、そしてその前身であるVMwareという、私たち開発者のコミュニティと同じようにオープンソースを考える企業に出会えたという幸運に恵まれました。
Pivotalのスポンサーシップのおかげで、Redisは成長し、ここ数年で、私が想像していた以上に普及しました。しかしエンドユーザーにとって、Redisは常に「純粋な」OSSプロジェクトでした。コミュニティのウェブサイトにアクセスし、tarボールを取得し、無料のドキュメントを読み、プルリクエストを送り、コミットの流れをリアルタイムで見守る。それだけです。
この魔法を止めないため、そして家族と過ごす時間を十分に確保するために、私はこの数年間、Redisの会社を立ち上げないという決断をしていました。その一方で、Redisを中心とした経済圏が生まれるよう後押ししてきました。現在、Redisを扱ってうまくいっている企業はいくつもあります。その中でもRedis Labsは、長年にわたって着実に努力を重ね、とても強固な会社を築いてきました。Redisのコアに取り組む開発者チームを擁し、Redisユーザーが必要とする商用の選択肢を提供する、充実した製品群もあります。
ある時点から、私がRedis Labsに移るのはよい考えではないかと思うようになりました。Redisの大規模なクラスタを運用し、Redisのコアに取り組む開発者を抱えていることは、Redisの未来にとって重要な資産です。実際にRedisを使っているユーザーの現場で何が起きているのか、そして大規模に運用するためにどんな努力が必要なのかについて、常にフィードバックを得ながら、協力してRedisをより速く改善していけます。
Redis Labsは、VMwareとPivotalが始めたことを引き継ぐ意思を持っていました。私はこれまでと同じように、プロジェクトのオープンソース側にすべての時間を使って働けます。その一方でRedis Labsは、マネージドインスタンスや製品を通じて、Redisユーザーに面倒のないRedis体験を提供し続けます。ただ、Redis Labsとの距離が近くなることで、Redis Labsの開発者からRedisのコアへの貢献は、さらに増えるはずだと私は考えています。Redis 3.2に含まれる予定のメモリ使用量削減に関するプルリクエストや、Redis 3.0向けに貢献されたキーの追い出し処理の改善は、Redisに取り組む優秀な開発者が、幅広いユースケースを観察できる環境にいると何が起きるのかを示す明確な例です。
私はもちろん、PivotalもRedis Labsも、これがRedisの未来にとって重要だという点で一致しています。そこで私は、明日の朝から正式にRedis Labsへ移ります。PivotalとRedis Labsに感謝します。これから数年、私たちはさらに多くのOSSコードを送り出していくことになります。これは本当に素晴らしいことです。
追記:Redis Labsのプレスリリースはこちらです:https://redislabs.com/press-releases/redis-creator-salvatore-sanfilippo-antirez-joins-redis-labs
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