カリスマ/権力
権力はあるのにカリスマ性に欠ける人は、嫌われがちだ。権力があるせいで批判の的になるのに、それをかわすだけのカリスマ性を持ち合わせていないからだ。これがヒラリー・クリントンの抱えていた問題だった。社交を得意とするタイプというより、黙々と事業を築き上げるタイプのCEOにも同じ問題が起こりがちだ。しかも、そうした築き上げるタイプのCEOこそ――ヒラリーと同様に――その仕事に最も適した人物であることが多いのだ。
この問題に解決策はないと思う。人間の性なのだ。私たちにできる最善のことは、こうしたことが起きているのだと認識し、批判を一身に集めることが、その仕事に不適任である証ではなく、むしろ適任である証である場合もあるのだと理解することだ。
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