OPNsenseでVLANを1つ追加するのに6画面で26クリック
OPNsenseのファイアウォールで新しいVLANを1つ追加するのに、何回クリックが必要だろうか。
特別なことは何もない。ごく普通の、独自のIPv4レンジを持つベーシックなVLANだ。
本来なら何クリックで済むはずだろう?2、3回?羽目を外しても5回くらいか?
OPNsenseで新しいVLANを追加するたびに、妙に手間がかかるなと感じていた。そこで、シンプルなVLANを1つ追加するのに実際に何クリック必要なのか、正確に何クリックかかるか計測してみることにした。
結果はこうだった。
- 26クリック
- 71回のキー入力
- 6つの異なる画面/ダイアログ
- 3つの異なるワークフロー
しかもこれはファイアウォールルールを一切設定する前の数字だ!
Tabキーを使えばクリックの一部をキー操作に置き換えることもできたが、普段どおりのやり方に合わせてカウントした。
なぜこんなに面倒なのか
作業のあちこちで、OPNsenseにこう聞きたくなる。「それくらい自分で判断してくれてもいいじゃないか」と。
OPNsenseルーターでVLANを追加するたびに、こう言い直さなければならない。「いや、アルファベット順で名前が先頭だからって勝手に選んだ未接続のインターフェースじゃなくて、LANインターフェースに割り当てたいんだ」と。

プレフィックスをいちいち打たせるな
ちょっとでも自由なVLAN名を入れようものなら、OPNsenseは文句を言い出し、名前の先頭にvlanと付けるよう強要してくる。

自由入力欄を用意したのはそっちだろう、OPNsense!特別なプレフィックスが必要ならそっちで勝手に付けてくれ。わざわざこちらに打たせるな。
プレフィックスを打たされるといえば、DHCPの割り当てでも同じだ。開始と終了の範囲を空欄のままにすると、なんと4つもエラーを出してくる。

しかも「開始」も「終了」も、どちらにも192.168.10.と打ち込まなければならない。OPNsenseはそれしか有効なプレフィックスがないと分かっているはずなのに。なぜそっちで補ってくれないんだ、OPNsense。いっそデフォルトでサブネット全体の範囲を入れておいてくれれば、何も打たずに済むのに。
なぜ3つもワークフローが必要なのか
動画を最後まで見る根気がなかった人のために説明すると、ごく標準的なVLANを1つ作るだけで、3つの別々のワークフローをこなさなければならない。
- VLANデバイスを作成する。
- そのデバイスに対してVLANインターフェースの割り当てを作成する。
- そのインターフェース用にDHCPを設定する。
でも、やっていることは同じVLAN1つのはずだ。なぜ1つの画面で済まないのか。せめて一続きの流れにしてくれればいいのに、わざわざOPNsenseの設定ツリー全体を探し回って次のワークフローを探さなければならない。
理想のVLAN作成フローはこうだ
VLAN作成の流れは、たった2つの質問がある1つのダイアログで済ませられないのだろうか。

あとはOPNsense側で勝手にこうしてくれればいい。
- 作成したVLANは有効にしたいものとみなす。
- VLANはLANポート用だとみなす。
- タグ番号を第3オクテットにした静的IPレンジを作りたいものとみなす(例:192.168.10.0/24)。
- /24の中で使えるIPはすべてDHCPで有効にしたいものとみなす。
他の細かいオプションは「詳細設定」に置いてくれて構わない。なぜ最初から常識的なデフォルトを入れておいてくれないのか。
OPNsenseでVLANを設定するガイドはどれを見てもこの設定を使っている。ならば最初からデフォルトにしておけばいいのに。
もはやWeb UIは役に立っているのか?
OPNsenseは本来、FreeBSDのユーティリティ、とりわけpfファイアウォールやUnbound DNSサーバーを、手軽に扱えるようにするUIラッパーのはずだ。
クローズドソースでバグだらけのLinksys製ホームルーターから抜け出せたのはOPNsenseのおかげで感謝しているし、4年間有料ライセンスを払い続けてきた。
でも、そろそろ巣立ちして、OpenBSDやFreeBSDを直接動かし、やりたいことをシンプルなスクリプトで済ませる時期なのかもしれない。どちらかのOSを動かして、こんなスクリプトを作るくらいなら難しくなさそうだ。
$ ./add-vlan --name='guest' --tag=10
Created VLAN "guest" with tag 10 and IP range 192.168.10.1 to 192.168.10.254記事をランダムに読む