ブログをもっと面白くするカートゥーニストの雇い方
情熱を込めたブログ記事を書き終えたばかりでした。
ただ、込めすぎたのかもしれません。8,000語を超えていたのですから。平均的なBuzzFeedの記事の1,000倍の長さです。さらに悪いことに、スクリーンショットと表が少しあるだけで、文章を区切るビジュアル要素がほとんどない、巨大な文字の壁でした。わあ、なんとも刺激的な表ですね!

An Illustrated Book of Bad Arguments Ali Almossawi 著
最近、私はAn Illustrated Book of Bad Argumentsを読んだばかりでした。さまざまな論理的誤謬を、美しい絵本のようなスタイルで解説している本です。堅苦しくて退屈になりがちな学術的なアイデアを、イラストの力で楽しく、すっと理解できる形にしている点に感心しました。
もしかすると、自分の分厚いブログ記事にも、カートゥーンが同じ効果をもたらしてくれるかもしれません。
自分で描くことはできません。絵が致命的に下手なので、力を貸してくれる人を探すことにしました。
候補者を絞り込む
これまでカートゥーニストを雇ったことも、一緒に仕事をしたこともなかったので、何から始めればいいのかわかりませんでした。普段からフリーランス向けプラットフォームのUpworkで仕事を外注することが多いので、まずはそこで探してみることにしました。
ただ、自分が何を求めているのかすらわからないのに、どうやって作家を選べばいいのでしょうか。そこで、複数のカートゥーニストに試作として1点ずつ描いてもらい、その中から8〜10点の本発注につなげる予定だと説明した求人投稿を作成しました。

Upworkでの求人投稿
2日以内に、13件の応募がありました。
応募者のポートフォリオの中には、明らかに未熟なものもありました。高校生が微積分の教科書の余白に描いたような落書きです。一方で、腕は確かでもグラフィックノベルや政治風刺漫画のような作風のものもあり、求めているものとは違いました。
その中で、An Illustrated Book of Bad Argumentsを思わせる、軽やかで遊び心のある作風のポートフォリオが4件ありました。そこで、この4名を候補として残すことにしました。
- Christine Elefsiniotis
- Loraine Yow
- Manel Sto Nino
- Sofia(本記事ではプロフィールへのリンクを希望されなかったため非掲載とします)
最終的な1名を選ぶ
候補に残った4名それぞれに、同じ説明文をもとにカートゥーンを1点ずつ依頼しました。
2匹の動物のイラストをお願いします。1匹はソファを背負って、必死に運ぼうとしています。もう1匹は何も手伝わずに見ているだけで、「このソファ、本当に動かさなきゃね」と言います。
補足として、私のブログ記事の中でそのカートゥーンを掲載する予定の該当セクションへのリンクも添えました。
Sofiaさんの試作

Sofiaさんからのカートゥーン試作
最初に試作を送ってくれたのはSofiaさんでした。気に入りました。動物たちは、ユーモラスになる程度にちょうどよく人間らしく、それでいてかわいらしく幻想的な雰囲気も保たれていました。表情も見事でした。猫はどこか気取った感じで、まさに私自身を表すキャラクターにぴったりでした。
Manelさんの試作

Manel Sto Ninoさんからのカートゥーン試作
Manelさんの試作は、An Illustrated Book of Bad Argumentsの作風にどれだけ忠実かという点で印象的でした。最初のラフはさらにそっくりだったのですが、露骨に模倣したように見えないよう、少し抑えてもらいました。

「無知への訴え」An Illustrated Book of Bad Argumentsより
Christineさんの試作

Christine Elefsiniotisさんからのカートゥーン試作
Christineさんの作品が最も作り込まれていました。服装や表情、周りの小物といった細部から、2匹のキャラクターやその関係性について多くのことが伝わってきます。ニューヨーカーのカートゥーンのような趣でした。
採用:Loraineさんの試作

Loraine Yowさんからのカートゥーン試作
Loraineさんの試作は、見た瞬間に明らかに一番だとわかりました。自分でも気づいていなかった、ずっと探し求めていたものがそこにありました。
An Illustrated Book of Bad Argumentsを参考にしたことで、作家たちを誤った方向に導いてしまっていました。あの本ではカートゥーン自体が主役です。一方、私のブログ記事では、カートゥーンは本文を引き立てる脇役であってほしいと思っていました。
Loraineさんのカートゥーンは、群を抜いてシンプルでした。しかし、同時に最も効率的でもありました。洗練されたコードのように、本質的なアイデアだけを伝え、それ以外をすべて削ぎ落としていました。
私はLoraineさんに正式に依頼し、彼女はすぐに引き受けてくれました。
カートゥーンを言葉で説明するのは難しい
「1枚の絵は千の言葉に値する」という言葉を誰もが聞いたことがあるでしょう。実際、その通りでした。
Loraineさんに一連のカートゥーンを正式に依頼したあと、次のカートゥーンの内容を文章で説明しようとしましたが、ぎこちなく、とても非効率に感じました。
私は、役割分担について誤った思い込みを抱いていました。描くのがLoraineさんの仕事で、書くのが私の仕事だと。ですが、その架空のルールにあまりにも厳格に従いすぎていました。簡単なラフを描いてアイデアを伝えてみたところ、途端に作業がずっと楽になりました。
制作の流れを最初から最後まで
今回の記事のためにLoraineさんに描いてもらった中で、私が一番気に入っているのは、褒め言葉の贈り方についてのこのカートゥーンです。
この素晴らしいイラストは、私のひどい棒人間から始まりました。
ラフには、Loraineさんへのこんな説明文を添えました。
犬がUFCの試合で靴との戦いを終えたところです。UFCをご存じないかもしれませんが、試合は八角形のリングで行われます(例)。
人間のレフェリーが犬の前足を持ち上げて勝利を示しています。UFCのレフェリーは黒いズボンに黒いポロシャツ、手袋を着用します(例)。
犬は勝ったのですが、靴に反撃されたかのように目の周りにあざができ、たんこぶもできています。靴はぼろぼろになって横倒しで地面に転がっています。
猫は観客席で「素晴らしいグラップリングだ!見事に靴を倒したね」と歓声を上げています。観客席は満員ですが、猫以外は顔のない群衆です。
そしてLoraineさんから届いたのが、この初期ラフでした。
最初から、私のイメージにかなり近いものでした。このラフで進めてもらうようお願いし、彼女はより詳細なバージョンを送ってくれました。そこから何度か細かい修正を重ねましたが、ご覧の通り、最終版に近づくにつれて変更点はどんどん小さくなっていきました。
How to do Code Reviews Like a Humanより「心からの称賛を贈る」カートゥーンの変遷
反響
私の記事は普段Twitterではあまり注目されないのですが、この記事は数百件のいいねとリツイートを集めました。@javaはフォロワー37万1,000人に向け、カートゥーンの1枚を写真として使って記事をシェアしてくれました。
redditでも、上位コメントの1つが specifically カートゥーンについて触れていました。
費用
いくらかかったのか気になりますよね。
| 項目 | 費用 |
|---|---|
| 試作4点 × 30ドル | 120ドル |
| Loraineさんへの10点一括発注 | 280ドル |
| Loraineさんへの追加4点 | 125ドル |
| 合計 | 525ドル |
高いと感じますよね。特に、ほとんど収益化していない私のようなブログにとってはなおさらです。
ただ、どうしても文章を区切る何かが必要でした。選択肢はこれか、ストックフォトを購入するか、無料のストックフォトの中からなんとなく合いそうなものを何時間もかけて探し回るか、でした。
一時はストックフォトを使おうともしましたが、なんだかこんな感じでした。

写真:Pawel Janiak(Unsplashより)
ほら、何か目を引くものはあるのですが、しっくりこないのです。
カートゥーン作家を雇うためのコツ
この過程では、標準的な進め方がわからないことが何度もありました。修正は何回までお願いできるのか。クレジットは必要なのか。カートゥーンをどうやって説明すればいいのか。
ブログ記事を公開したあと、一緒に仕事をした4名のカートゥーニストに連絡を取り、この記事のためにインタビューさせてもらえないか尋ねました。皆さん珍しい依頼に興味を持ってくれたようで、快く応じてくれました。
以下では、そのインタビューと私自身の発注者としての経験をもとに、カートゥーン作家を雇い、一緒に仕事をするためのコツをまとめました。
前提:誰も悪質なクライアントとは働きたくない
インタビューしたすべてのカートゥーニストが、不当な要求を突きつけたり、低評価をちらつかせたりするクライアントとの仕事がいかに不快かを強調していました。そのため、カートゥーニストは、そうした悪質なクライアントのリスクを避けるため、依頼を受ける前にクライアントを慎重に見極めています。
どのカートゥーニストも、仕事を受けるかどうかを判断する際にクライアントに求める資質として、似たような点を挙げていました。
良いクライアントとは:
- 自分が求めているものを明確に把握し、それを的確に言葉にできる
- あるいは、プロジェクトがまだ流動的であることを理解し、カートゥーニストに創作の自由を与える
- フリーランスの仕事を尊重する
- その仕事には時間と技術が必要だと理解している
- 建設的なフィードバックをする
- ただ作品をこき下ろすようなことはしない
1. まずは小さな仕事から始める
ポートフォリオと簡単なやり取りだけでカートゥーニストを選ぶのは困難です。厳密なスクリーニングに何時間もかける代わりに、小さな仕事を依頼して、一緒に仕事をする感触を確かめてみましょう。
2. 無償の仕事を求めない
選考の一環として、カスタムの試作カートゥーンを無償で描いてもらおうとする誘惑に駆られないようにしましょう。どんな職業でもそうですが、腕のいい人ほど自分の仕事をただで提供したりはしません。
3. 仕事に合った契約形態を選ぶ
- 自分が求めるものが明確な場合は、固定報酬制で依頼しましょう。
- まだ何が欲しいのかはっきりせず、作家と一緒にアイデアを探っていきたい場合は、時間単価制で依頼しましょう。
4. 明確で丁寧な募集要項を書く
「上手なカートゥーニスト募集」のような一言の募集文では、作家をオンデマンドで成果物を生み出す交換可能な部品のように見なしていると受け取られてしまいます。そうした募集には、どんな仕事でもいいから欲しいという質の低いカートゥーニストしか集まりません。
たとえ求める作風が決まっていなくても、作品の技術的な要件は具体的に示すことができます。例えば:
- 用途
- ブログ記事に掲載するのか、新しいウェブサイトのロゴにするのか
- 画像サイズ(ピクセル単位)
- カラーかモノクロか
- 利用権
- 著作権自体が必要なのか、一度の使用権だけでいいのか
- フリーランスのプラットフォームを利用する場合は、標準の契約条件を確認しましょう。クライアントにすべての知的財産権が自動的に譲渡される場合もあります(Upworkはそうなっています)。
- 画像形式
- 完成画像(jpeg/png)だけでいいのか、元データも必要なのか
5. パーソナライズしたスカウトメッセージを送る
Upworkのようなプラットフォームでは、登録しているフリーランスを検索し、求人に応募するよう招待できます。この機能を活用して、応募者の質を高めましょう。
登録されている作家のポートフォリオに目を通しましょう。気になるフリーランスがいたら、数分かけて、その人の作品のどこが気に入ったのか、なぜ自分の仕事に合うと思ったのかを伝えるメッセージを書きましょう。
6. 総コストで考える
応募者それぞれが提示する報酬額だけを見ないようにしましょう。仕事の総コストは、次の4つの変数で決まります。
- フリーランスの提示額
- 作業完了までにフリーランスが要する時間(時間単価制の場合)
- フリーランスのマネジメントに自分が費やす時間
- 自分の時間をいくらと評価するか
安い提示額で質の低い応募者が魅力的に見えるかもしれません。安さに飛びつく前に、その人をマネジメントするのにどれだけ余計な時間がかかるか、自分の基準を満たす成果物を作るのにどれだけ時間がかかるかを見積もってみましょう。
採用の初期段階では、次のような注意信号を見逃さないようにしましょう。
- スクリーニング質問への不適切・不完全な回答
- こちらが補足なしには答えられないような、漠然とした質問をしてくる
7. まずは自分でラフを描く
紙に棒人間を描いて写真を撮るだけで十分です。大まかなアイデアを捉えることが目的で、細部を描く必要はありません。
8. 参考画像を提供する
たとえば、車が出てくるカートゥーンを依頼したいとします。車といってもさまざまな種類があります。スポーツカーでしょうか、SUVでしょうか、セダンでしょうか。
Google画像検索でイメージに近い例を探し、リンクをカートゥーニストと共有しましょう。
9. 修正回数は常識の範囲で考える
時間単価制であれば、修正回数の上限はそれほど重要ではありません。時間に対して支払っているのですから。
固定報酬制の場合は、常識的な回数にとどめましょう。インタビューしたカートゥーニストによって妥当と考える回数は異なりましたが、上限は3〜6回でした。
10. クレジットを明記する
インタビューした作家の中に、厳密に必須だと答えた方はいませんでしたが、ブログ記事のために作家を雇った際にはクレジットを明記するのが慣例だという点では皆が一致していました。
本記事のために取材に応じてくれたすべての作家の皆さん、そして編集に貴重な時間を割いてくれたNicole Michaelisさんに感謝します。
記事をランダムに読む






