パートナーへの贈り物に、夫婦共有のメールドメインを
原文は Michael Lynch により に公開されました。 このブログを購読する
結婚してまだ数年ですが、どの結婚カウンセラーや本からも聞いたことがない、とっておきの夫婦円満の秘訣があります。
- 夫婦共有のメールドメインを取得することです。
夫婦共有のメールドメインって何?
私たち夫婦は、メール用に一つの .com ドメインを共有しています。本当のドメイン名は明かせませんが、仮にこんなドメインだとします。
- @shinytable.com
[email protected] 宛てのメールは私と妻の両方に届きます。妻の名前のアドレスでも同様です。
いや、共有のGmailアカウントではありません
夫婦共有のメールドメインを持っていると言うと、[email protected] のようなGmailアカウントを取って、二人で共有しているのだと勘違いされます。でも、そういう意味ではありません。
私たちが持っているのは、夫婦共有のメール「ドメイン」です。メールの送受信自体は、これまで通りそれぞれの普段のアカウントで行います。
[email protected] や妻の名前のアドレスにメールを送ると、二人とも普段使っている受信トレイでそのメールを受信します。わざわざ @shinytable.com 専用の受信トレイをチェックする必要はありません。必要であれば、お互いのアドレスとして送信することもできます。
追加のメールアカウントを共有しても似たようなことはできますが、その場合は受信トレイが一つ増えて管理が面倒になるうえ、お互いの既読・未読がごちゃごちゃになってしまいます。
なぜ夫婦共有のメールドメインが必要なのか?
業者とのやり取りで全員をループに入れておける
夫婦共有のメールドメインを思いついたのは、妻と結婚式の準備をしていたときでした。業者にとっては仕事の基本のはずなのに、多くの結婚式関連の業者は、二人に同時にメールを送るということがどうも苦手なようです。
私がフォトグラファーにメールを送って妻をccに入れても、半分くらいの確率で相手は全員に返信するのを忘れ、妻がスレッドから外れてしまうのです。
夫婦共有のメールドメインに切り替えたことで、業者がうっかり片方をスレッドから外してしまうことを防げるようになりました。メールが [email protected] だけに宛てられていても、自動的に妻にも届くからです。
共有のオンラインアカウント
夫婦として、私たちは保険や税金の支払い、ネットスーパーなど、多くのオンラインアカウントを共有しています。
共有で使うサービスはすべて夫婦共有のメールドメインで登録し、認証情報は共有のパスワードマネージャーである Bitwarden に保存しています。そうすれば、共有アカウントに関する通知はすべて二人で受け取れますし、パスワードをリセットする必要が出てきたときも、どちらでも対応できます。
良いドメイン名の選び方
夫婦用のドメイン名を選ぶときは、電話口でメールアドレスを伝える場面を想像してみてください。特に、英語を母語としないサポート担当者に伝えるときのことを考えると良いでしょう。
- スペルが簡単で、間違いようのない単語を選ぶ
- 例:「scent」のような単語は避けましょう。「sent」や「cent」と間違われる可能性があります。
- 例:「accommodate」のような単語も避けましょう。一発で正しく綴れる人は6人くらいしかいません。
- 他の単語と聞き間違えられにくい単語を選ぶ。特に単語が連続する場合は
- 例:「clean ditch」にすると、「clean dish」と聞き間違えられる可能性が高いです。
というわけで、shinytable.com は私たちの本当のドメインではありませんが、夫婦共有ドメインとしては良い例です。ほとんどの英語話者は「shiny」と「table」を正しく綴れますし、「shiny table dot com」を何か別のものと聞き間違えることもまずないからです。
夫婦共有メールドメインの設定方法
ドメイン名を購入する
配偶者と二人で使うドメインを設定するには、まずドメイン名を購入する必要があります。
メールプロバイダーの中には、サービス内でドメイン名を購入できるところもあります。私は専用のドメイン登録サービスで購入するのが好みです。価格が安いことが多いですし、後でメールプロバイダーを乗り換える自由も残ります。手軽さを優先するなら、使っているメールサービスでドメインを買っても構いません。
独自ドメインをメールアカウントに接続する
次に、ドメイン名を自分のメールアカウントに接続します。配偶者のアカウントも、この後すぐに接続します。
私はFastmailを使っていますが、ここは独自ドメインへの対応が特に優れています。ドメインを購入したら、Settings > Domains から shinytable.com を自分のFastmailアカウントに接続します。
無料のGmailアカウントに独自ドメインを接続することもできますが、Googleはこの機能をGoogle Workspaceの有料機能にしたいため、設定の手順がやや面倒になっています。
配偶者にメールを転送する
独自ドメインでメールの送受信ができるようになったら、次は夫婦共有ドメイン宛てのメールをすべて自動的に配偶者に転送するように設定します。
Gmailを使っている場合は、ドメイン名でフィルターを作成し、配偶者のメールアドレスに転送するように設定します。
Fastmailを使っている場合は、Settings > Users & Sharing > Aliases に進み、夫婦共有のドメイン名をクリックします。「Show advanced preferences」をクリックして2人目の受信者を追加し、エイリアスに配偶者のメールアドレスを加えて「Save」を押します。
配偶者がそのドメイン宛てのメールを受信できるようになったら、今度は配偶者も上記と同じ手順で、独自ドメインを使ってメールを送信できるように設定します。
夫婦共有メールドメインを使うコツ
二重返信を避ける:配偶者をccに入れる
あなたと配偶者が参加しているグループスレッドでは、相手がどちらか一方をスレッドから外してしまうことに注意が必要です。そうなると、相手からの返信は二人とも受信できますが、配偶者からの返信は見逃してしまうことになります。
これを防ぐには、返信する際は必ず配偶者(あるいは自分自身)をccまたはbccに入れるようにしましょう。
実際には、これはほとんど問題になりません。私と妻が二人とも業者とのスレッドに入っているときでも、たいていは一方が主体となってやり取りを進め、もう一方は見守っているだけです。たとえccを入れ忘れても、業者からの返信は二人ともちゃんと見ることができます。
友人や家族には夫婦共有のメールアドレスを教えない
夫婦共有のメールドメインを設定したばかりの頃は、その便利さに興奮して、家族や友人とのやり取りも含め、二人で参加するすべてのスレッドで使おうかと考えました。
でもすぐに気づきました。誰かが [email protected] にメールを送ったとき、相手は当然私だけに送ったつもりで、妻には見られたくないようなことを書いてしまうかもしれないのです。
注: もしこれを読んでいるのが妻なら、言っておくけど、サプライズパーティーとかのことだよ。
なので、私たちは夫婦共有のメールアドレスを、オンラインサービスや完全にビジネス上の付き合いだけの相手にしか教えないようにしています。
おまけ:サービスごとに別の夫婦共有アドレスを使う
最近では、オンラインで7ドルのヘラを一つ注文しただけで、販売業者はすぐにキッチン用品のセール情報をスパムのように送りつけてきて、さらに私のメールアドレスを「信頼できる900社の広告パートナー」と共有します。
スパムを防ぐために、私は夫婦共有のメールドメインをもう一歩進めて、取引先ごとに異なるメールアドレスを使っています。たとえば、チェックアウト時に [email protected] と入力する代わりに、[email protected] のように販売店の名前を使います。スパムが届くようになったら、そのアドレス宛てのメールをブロックするだけです。
サービスごとのメールアドレスは、ウェブフォームに入力する分には問題ありませんが、たとえば犬の散歩を頼んでいるジェーンさんに「私のメールアドレスは [email protected] です」と伝えても、相手は混乱するか、不審がられてしまいます。そういう場合は、Michaelの名前にランダムに近いサフィックスを付けた [email protected] のようなアドレスを使います。「dw」はdogwalkerの略で、「5」は過去に「dw」というサフィックスを使ったことがある場合に備えた番号です。
不正対策に厳しいサービスでは、同じ手法で販売店名を分からないようにしています。以前、あるフードデリバリーサービスに登録して最初の注文をした途端、不正利用と判定されて注文をキャンセルされたことがあります。原因は、メールアドレスにそのサービスの名前が入っていたことだったのではないかと思います。なので今では、不正検知に敏感そうなサービスに登録する際は、自分の名前にランダムな数字を付けたアドレスを使っています。
サービスごとのメールアドレスは、Fastmailとの相性が特に良いです。メールアドレスを無制限に作成でき、ワイルドカード(「キャッチオール」)アドレス(*@shinytable.com)にも対応しているからです。Gmailでも同じことはできますし、受信に関しては問題なく機能しますが、[email protected] から送信する必要が出てきた場合、Gmailではそのアドレスをアカウントに追加するという面倒な手順を踏まなければなりません。Fastmailなら、ドメイン内のどのアドレスからでも設定不要ですぐに送信できます。
カバー画像提供: Piotr Letachowicz 氏
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