デール・カーネギー著『道は開ける』
原文は Michael Lynch により に公開されました。 このブログを購読する

- 私の評価: 5 / 10
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デール・カーネギーの『人を動かす』の大ファンとして、この本にも興味を持った。出版から70年が経った今でも薦める人を見かけるので、期待は大きかった。
残念ながら、この本は期待を下回った。『人を動かす』を読んだときは、どの章も自分に関係があり役立つと感じたのに対し、『道は開ける』で役立つと感じたのは2割ほどだった。本の大部分は、自分には響かない個人的な逸話や、魅力を感じない思考エクササイズで占められている。
読んでよかったとは思う。有益な教訓には、余分な部分のコストを埋め合わせるだけの価値があったと感じたからだ。ただ、もっと多くの部分が心に響けばよかったのにと思う。
良かった点
- いくつかの教訓は、ストレスを軽減し、人生を異なる視点から捉え直すのに役立った。
- 話はしばしば月並みだが、そのおかげで教訓がより身近に感じられる。
気に入らなかった点
- 「第三者の寄稿者」による抜粋が、いかにもデール・カーネギー本人が書いたように聞こえる。
- 多くの話が中身のないもので、自分には響かなかった。
- アドバイスの多くは言うは易しと感じられる。
- 例:ある問題について十分に考えた後は、ただ悩むのをやめると決める、といったもの
重要な学び
「今日という一日」に区切って生きる
- イェール大学での講演で、ウィリアム・オスラー卿は学生たちに「今日という一日」に区切って生きるよう助言した。
- オスラーは最近、大西洋を横断する船で旅をしていた。その船は緊急時に船内の各区画を水密に隔離できる構造だった。
- オスラーは、学生たちの旅はその船よりも壮大なのだから、過去と未来を締め出して今日に集中する必要があると語った。
- 未来に備える最良の方法は、今日いかに素晴らしい仕事をするかを考えることだ。
- オスラーは未来を完全に無視しろと言ったわけではなく、あまりにも未来に焦点を当てすぎないようにと言ったのだ。
悩みを解決するための公式
- 自分を悩ませていることについて、最悪の事態が何かを把握する。
- もしそれが起こったとしても、その結果を受け入れられる方法を見つける。
- 結果を改善することに時間を費やす。
もし最悪の事態を受け入れられるなら、それ以上の結果はすべて改善ということになる。
仕返しの高い代償
- 敵への憎しみを抱き続けると、相手よりも自分自身を傷つけることになる。
- 敵は、自分があなたの思考を占めていると知れば喜ぶだろう。
カーネギーはドワイト・アイゼンハワーの息子に、父親が恨みを抱くことがあるか尋ねた。
いや、父は嫌いな人のことを考えて時間を無駄にすることは決してない。
誰も、あなたが許さない限り、あなたを辱めたり動揺させたりすることはできない。
感謝のなさは気にしない
- 人は、贈り物や親切に対して相手が十分に感謝を示さないと感じると、憤りに囚われてしまう。
- 人が感謝を示すのを忘れるのは自然なことなので、期待すべきではない。
- イエスは10人のハンセン病患者を癒したが、感謝を述べたのは1人だけだったのだから、それ以上を期待すべきではない。
- 与えるという行為そのものに喜びを見出すべきで、相手の感謝に頼るべきではない。
- 感謝は学んで身につくものなので、子どもに感謝の気持ちを持ってほしいなら、自分自身が感謝を示さなければならない。
あなたが持っているものを100万ドルで手放しますか?
次のもののうち、100万ドルで売ってもいいものはありますか?
- あなたの目
- あなたの脚
- あなたの手
- あなたの家族
- あなたの子どもたち
もしそうでないなら、あなたは事実上、感謝すべき何百万ドルもの資産を持っていることになる。
机の上を片付ける
- 集中力を高めストレスを減らすには、目の前の差し迫った問題に関係する書類以外はすべて机の上から片付ける。
- 心理学者ウィリアム・サドラーは、ある経営者が仕事のストレスを管理するのを手助けした話をしている。
「教えてください」と患者は言った。「未処理の仕事はどこに置いているんですか?」
「片付けたよ!」とサドラーは言った。
「では、未返信の手紙はどこに置いているんですか?」
「返信済みだ!」とサドラーは言った。「私のルールは、手紙に返事を出すまで決して置かないことだ。すぐに秘書に返事を口述するんだ」
決断を先延ばしにしない
- 難しい決断を先延ばしにするとストレスが増す。
- 難しい問題に直面したときは、手元にある情報で決断するか、さらに情報を集めるという決断をするかのどちらかにすべきだ。
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