歩き回らせてくれ
原文は Marcin Wichary により に公開されました。 このブログを購読する
先ほど触れた「クリックさせて」/「いまの操作が最も勢いを持っている」という原則を破っている完璧な例が、macOSの設定にある。新しいキーボードレイアウトを追加しようとすると、すでに追加済みのレイアウトは完全に無効化されてしまう。追加できないだけでなく、選択すらできないのだ。
一見すると便利そうに見えるだろう。自分がすでに何をしたのかを理解する手助けになる、よい目印のように思える。だがこの実装では、インストール済みのキーボードのレイアウトと、まだインストールしていないレイアウトを比較できなくなってしまう。プレビューが2つの異なる場所に分かれてしまうからだ。そしてこれは重要だ。レイアウト間の違いはごくわずかでも、大きな意味を持つことがあるのだから。
これは勢いを断ち切り、その過程で空間全体の見取り図を掴むことも難しくしている。自由に歩き回ることが許されていないからだ。戦術的な解決策は、この時点ではもはや比較的定石になっているはずだ――「追加」ボタンのほうを無効化し、すでに追加済みのレイアウトであることを別の方法で示すのだ。
余談だが、このポップアップの上にポップアップを重ねたUIは、メルボルンで見かけたこの素晴らしい古いトラムのベゼルシティを思い出させた。

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