Logic Proのタイムマシン
原文は Marcin Wichary により に公開されました。 このブログを購読する
Logic Proという音楽アプリに、ちょっと素敵な瞬間があります。こうしたアプリの多くと同じように、楽器の演奏を録音するにはRを押します。ところが、録音を開始し忘れたり、ただ遊びながら演奏していて偶然素晴らしいフレーズに出会ったりしたときでも、⇧Rを押せば、まるでタイムマシンがあったかのように録音が現れるのです。実際の動きを収めた短いTikTok動画がこちらです:

この機能の名前はFlashback Captureといいます。もちろん、以前紹介した送信取り消しと同じく、これは魔法ではありません。アプリが常にひそかに演奏イベントを記録しておき、必要に応じてそれを「本物」の録音として確定できるようにしているだけなのです。
いろいろ調べてみたところ、この機能の仕組みについて珍しく詳しく説明しているサポートドキュメントを見つけました。想像していたよりも少し凝った作りになっています:
再生が停止している間、Flashback Captureは前回の再生以降に受信したすべてのMIDIイベントを含む独立したリージョンを作成します。ただし、受信したMIDIイベントの間に20秒の間隔が空いた場合、その間隔より前のMIDIイベントは破棄されます。再生停止中にMIDIイベントを演奏したあと、1.5小節以上間を空けると、それ以前のノートは作成されたリージョンの表示部分には含まれません。作成されたリージョンにそれらのMIDIイベントを含めたい場合は、リージョンの左端をドラッグして表示させることができます。
要するに、こういうことのようです:
- 演奏中に長めの間が空いた場合でも、ノート自体は復元されますが、非表示の状態になります。いつでもドラッグして表示させることはできますが、実際には直近のノートだけがすぐ目に見える形で表示されるのです——気が利いています。(ドラッグを始めると、どこまで戻るのかをプレビュー表示してくれるのも、さらに心憎い配慮です!)
- ただし、その間が20秒以上になると、それ以前のノートはすべて保存されなくなります——おそらくファイルに無駄なデータが溜まりすぎるのを防ぐためでしょう。
- 一方で、演奏をやめたあとは、Flashback Captureを呼び出してノートを復元するまでの時間に制限はありません。
データの消失を防ぐ、よく考えられた素晴らしい機能だと思います。言うなれば魔法のような「逆のやり直し」です。
この機能について教えてくれたChris Krycho氏に感謝します。なお、この機能はCubaseやDoricoなど、他の音楽アプリでも利用できるようです。
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