Max VPとは、必要な機能だけを過不足なく備えた精緻にチューニングされたプロダクトである
最近、この考え方を知りました。私が考える「優れたプロダクトとは何か」を見事に言い表しています。
Maximum Viable Product(Max VP)とは、成功するために必要な機能だけを備え、それ以上は持たないプロダクトと定義できます。顧客のニーズは満たされています。
シリコンバレーの企業にすっかり定着した「無限の成長」という考え方や、際限なく機能を追加し続ける発想とは対照的に、Max VPはフルスピードで回る精密にチューニングされたエンジンのようなものです。一つひとつの機能が丁寧に作り込まれ、UXが何よりも重視されています。
機能の集合が顧客の望む成果を満たす地点があります。それが私たちのMax VPです。そこからさらに機能を追加すると、かえってユーザー体験を損ない始めます。
あらゆる機能を詰め込もうとして、かえってUXを損ねているアプリをますます多く見かけます。年月を重ねるなかで、私はむしろ逆のあり方に価値を感じるようになりました。プロダクトが本当に得意なことに絞り、磨き上げられた限られた機能を提供し、一つひとつの細やかなインタラクションにまで気を配ることです。
UXデザインの責任者として日々の仕事でこの考え方を実践しようとしていますが、振り返ってみると、Max VPという言葉を知るずっと前から、私自身この基準で使うアプリを選んでいました。
毎日使っているアプリで思い浮かぶのは、Things 3、iA Writer、そしてBearです。
これらのアプリはユーザーの要望にただ従うのではなく、ニーズを先回りして捉え、デザインの判断においては信念を持った姿勢を貫いています。
競合と比べると機能は限られているように見えるかもしれません。しかし、ユーザー体験と提供される機能は極めて精緻に磨き上げられているため、むしろ効率は向上します。高速なソフトウェアと同じように、これらのアプリは邪魔をせず、本当に大切なことに集中させてくれます。
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