バックアップなしでも、泣かない
原文は David Heinemeier Hansson により に公開されました。 このブログを購読する
DropboxやGitが登場するはるか昔以来、システム全体のバックアップは取っていない。今持っているどのマシンも、ステートレスで使い捨て可能な存在として扱っている。盗まれても、なくしても、壊れても何の問題もない。フルディスク暗号化と、大切なデータの分散コピーを組み合わせることで、コンピュータに何が起きてもストレスを感じずに済むのだ。
ただ、これを単なる「すべてクラウドにある」という話と勘違いしないでほしい。確かに、大切なデータはすべてDropboxやGitHubに置いている。だが、これらのシステムの素晴らしさは、データのローカルコピーを使って動くことにある。だから手元に数台のコンピュータがあれば、どちらかの同期サービスがオフラインになっても(あるいは消えてしまっても!)、常にすべての最新バージョンを手元に持っておけるのだ。
このやり方を機能させるコツは、徹底することだ。特にDropboxではそれが重要になる。大事なものはすべてそこに入れなければならない。ドキュメントも、画像も、何でもだ。そしてそれは私が使っているすべてのマシンに即座に配信される。Dropboxの外にあるものは、すべて本質的に完全に使い捨ての一時ディレクトリとして扱われる。
この原則から生まれたのがOmarchyでもある。すべてのデータやコードを新しいマシンにあっという間に復元できる手段をすでに持っているのに、まともに使えるシステムにするための設定に何時間もかかるのは、どう考えても理不尽に思えたのだ。今ではそのすべてがISOにまとめられ、速いコンピュータなら2分でインストールが完了する。
もちろん、この方法は複数のコンピュータと高速なインターネット接続があってこそ成り立つ。もし人里離れた岩の上で立ち往生していて、Starlinkの素晴らしさをまだ知らないのだとしたら、従来通りのフルディスクバックアップを続けておくのがいいだろう。だが、現代世界に生きているのなら、コンピュータが一台壊れたくらいでデータ損失の大惨事になったり、長い復元作業が必要になったりする理由などあるはずがないのだ。
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