1日23時間オフライン
原文は Derek Sivers により に公開されました。 このブログを購読する
先月、森の中にある新しい家に引っ越した。ここにはインターネットも電話も通じていない。おかげで驚くほどはかどる。
最初は、ネットなしでは住めないと思っていた。でも今は、このほうがいいと思っている。
メディアの沈黙は空白を生み、その空白を自分の思考が広がって埋めていく。
それを最も強く感じるのは、一日の始まりだ。ニュースもなければ、メッセージもない。外で何が起きているのかまったくわからないから、内側で起きていることを育てることになる。書くこと、コードを書くこと、学ぶことが、その時間と空間を満たしていく。
自分の思考がより自立しているように感じる。他の人の視点を探しに行く前に、自分の考えをより深く掘り下げるようになった。
以前なら先送りにしていた問題も、今は自分で解く。筋トレのように、自ら選んでやっていることだ。プロンプトで片付ける代わりに、自力で考え抜くから、頭が鍛えられたように感じる。
映画「WALL·E」を覚えているだろうか。人はあらゆるアシストに頼りきった結果、自分で歩くことすらできなくなっていた。私は誰の助けも借りずに問題を解けるようになりたいし、誰かの意見に頼らなくても重い思考を持ち上げられるようになりたい。
検索したい衝動に駆られたら、自分に「なぜ?」と問いかける。
- 自分はどんな答えを期待しているのか?
- どんな答えだったら驚くだろうか?
- それぞれの場合、自分はどうするだろうか?
このプロセスのほうが、検索結果よりもずっと役に立つと感じる。
1日か2日に一度、ノートパソコンを持って街に出て、1時間だけオンラインになる。時間が限られているから、ものすごく集中できる。何のためにそこにいるのか、何が必要なのかがはっきりしている。メールを受信し、コードをアップロードする。いくつものAIに質問を投稿し、返事は後で読むために保存しておく。
オンラインの時間を制限することで、騒ぎ立てるハイプを無視できる。メディアは今すぐ見るべきものがあると相変わらず叫んでいるが、私は見ない。1分もすれば、またオフラインだ。友人にメッセージを送ったり電話をしたりして、それから家に帰って仕事に戻る。
そう遠くない昔、これが当たり前だった。必要なものを手に入れるためにオンラインになり、終われば切断する。
いずれ近いうちに、高速の光ファイバーが森のこの家にもつながるだろう。だから未来の自分のために、これを書き残しておく。入力を遮断し、出力を広げるための空白をつくることが、どれほど穏やかで生産的かを忘れないために。
記事をランダムに読む
コメント
ログインしてコメントする